ガリ版伝承館企画展2019ガリ版のある風景              ー学校に刻まれた手刷りの温もりー

 11月16日(土)〜12月1日(日)

休館日:毎週火曜日

 

 1894(明治27)年、滋賀県( 東近江市蒲生岡本町) 出身の堀井新治郎父子によっ

て、簡易印刷機である謄写版( 通称ガリ版) が発明されました。謄写版は、まず軍隊、

行政機関、学校等々で使用され、大正期には大衆文化の隆盛( 映画、美術、文学同人誌、

労働活動機関紙の発行等々) に一役も二役も買っています。戦中には、軍隊、海外

においても謄写印刷の果たした役割は小さくありません。まさしく、謄写印刷機は、

明治~戦後まで激動期を支えた日本人のコミュニケーションツールでした。

 特に教育の分野では、識字率の飛躍的な向上に寄与し、教育の近代化、諸制度・

各種技術の西欧化を可能にした原動力であったと言えます。中でも、学校教育では、

明治30 年代に東京大学等で使われるようになったのを皮切りに関東地方を中心に

広がり、大正時代には全国の学校に普及しました。

 今回の企画展では、1 世紀に亘る学校教育におけるガリ版の果たした役割を3つの

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